青葉賞組は日本ダービーで勝てない!?

本命馬をおさえる日本ダービー予想

青葉賞は、日本ダービーの前哨戦として1984年に新設されたレースです。
当初はオープン競争として実施され、1994年以降はG3に格上げ、3着までに入線した馬には日本ダービーへの優先出走権が与えられていました。
2001年以降はG2に昇格、2010年からは優先出走権が2着までの馬に変更されています。
日本ダービーと全く同じ距離・コースで実施されるため重要な前哨戦とされていますが、創設以来、青葉賞出走組が日本ダービーを制したことは1度もありません。
日本ダービーでの成績は2着が最高で、後に菊花賞を制した1991年のレオダーバン、1994年のエアダブリン、2002年のシンボリクリスエス、2003年のゼンノロブロイ、2006年のアドマイヤメイン、2011年のウインバリアシオン、2012年のフェノーメノが該当します。
青葉賞組が日本ダービーを未だ勝てないのは、いくつかの理由があります。
一つは、出走する馬の多くが、この時期にようやく成長が追いついてきた、クラシック戦線にぎりぎり間に合った馬か、あるいは皐月賞で4着以内に入線することができず収得賞金も足りないために出走してきた馬だということです。
もう一つは、あくまでもトライアルレースという位置づけのため、余力を残して本番に臨みたいという思惑を持っている陣営が多く、超のつくスローペースになりやすいことにあります。
特に二つ目の理由は重要です。
近年の日本ダービーはスローペースになりがちですが、青葉賞ほど超のつくようなスローペースになることはほとんどありません。
このため、超スローペースの青葉賞を勝ち上がってきたとしても、急にペースの上がる日本ダービーでは多くの馬が対応できず、敗退することになります。
逆に言えば、質の高いレースとなった青葉賞を勝ってきた場合には、本番でも好走が期待できると言えます。
例えば2012年はフェノーメノが勝ちましたが、前半1000m通過ラップが60.9、その後残り800mからペースが上がったため、勝ったフェノーメノの走破タイムは2.25.7で、本番でもディープブリランテの2着と好走しました。
2002年は勝ち時計こそ2.26.4とやや平凡でしたが、やはり残り800mからペースが上がるタフな競馬となり、勝ったシンボリクリスエスは日本ダービーでも2着と健闘を見せました。
重要となるのはレースレベルであり、特に上がり3Fだけの平凡な瞬発力勝負なのか、それとも4Fにわたる質の高いロングスパート戦だったかを見極める力が必要になります。